ガチャガチャ、ガシャポンなどと呼ばれるカプセルトイ。局員の発案でレディオベリー(FM栃木)が始めた「宮ガチャ」が話題を呼び、宇都宮に“ご当地ガチャ”ブームが到来しました。
地元では宇都宮のことを「宮」と略して呼ぶことから、「宮ガチャ」と名付けて“ご当地キーホルダー”の販売をスタートしたのは昨年10月末でした。コロナ禍に沈む街を活気づけようと、市内の4つの飲食店とタイアップして、店名や局名、局キャラクター「イチゴロウ」などをあしらった7種類のキーホルダーを作り、店頭にガチャの機械を設置しました。
番組内での告知を聴いて店を訪れたリスナーの中には、1回300円のガチャを何度も回してくれた人もいたようです。瞬く間に1000個以上が売れてしまい、“品薄”状態に。そこで、年末にはデザインをバージョンアップしたものを追加投入しました。
リスナーからのリクエストに応えて、午後のワイド番組「B・E・A・T」や、バスケットチーム・宇都宮ブレックスの渡辺裕規選手がパーソナリティを務める人気番組「ナベのくせに」も加えました。
また、「スナック ナ・ガール」という怪しげな(?)キーホルダーは、中身を公表しない「シークレット」として入れました。これは実在する店ではなく、「B・E・A・T」内に木曜だけ開店する実に怪しげな人気コーナーの名前です。(県外の方はradikoでぜひ!)
「コロナの影響を受けた飲食店を、地元放送局として少しでも応援できれば」。発案した放送部員の思いが通じて、4月半ばまでに2600個以上が売れてほぼ完売状態。地元紙・下野新聞にもその人気ぶりが紹介されました。そして最近の宇都宮には、ほかにも“ご当地ガチャ”が登場し、ちょっとしたブームが続いています。