コロナ禍になり、室内でのイベント実施が難しくなった2021年の3月。「佐賀市のまちなかで“謎解きイベント”をできないか?」という相談(コンペ)が、知り合いのまちづくり団体からありました。たまたま謎解きの出題を作れるスタッフ(弊社元制作社員で現パーソナリティ)がいたこともあり、手探りでやってみたところ、ふたを開ければ2日間で1000人以上の来場がありました。クライアント(佐賀市)も我々も、予想外の盛況ぶりにびっくりしたのを、今でも鮮明に覚えております(当時は参加者全員の体温チェックをしており、あまりにも来場者が多く中腰姿勢が続いたせいか、終わったあとギックリ腰になったわたくしです…)。
それから今日まで、既存クライアントから「毎年、年に2回(春と秋)は実施して!」とのオーダーをいただき、今期も11月初旬に3日間実施しました。
当初、コロナが明ければ自然と無くなるかも? と思っていたこの「謎解きイベント」は、いまや弊社が一式まかなうことのできるコンテンツとして、自治体や代理店にも広く浸透し、ちょくちょく相談を受けるようになりました。いずれも、実施したクライアントからは好評を得ています。
昨年からは佐賀市のほか、“歩くライフスタイル”を掲げる佐賀県や、お城でのイベント誘客コンテンツとして、ご相談を受けて実施。ここ3年で計10回ほど行い、弊社代表イベントの一つに成長を遂げました!
この「謎解きイベント」、親子などの参加者が中心ですが、年齢層も幅広く、現代の地方都市が抱える“車社会(=まちなかを歩かない)”の問題解決に向けて、中心市街地(まちなか)の活性化に寄与できることは実証済です!
いまや各地で実施され、謎解き専門の会社などもあるようですが、地元で出題さえ作れれば(作れる人間がいれば)、どこでも実施できるイベントではなかろうかと思います。
今後も、弊社が一手に引き受けることのできるイベントの一つとして、続けていきたいと切に願っているところです。
エフエム佐賀 矢野敦子